出版会について

出版会の設置について

平成27年3月
上越教育大学出版会会長
学長　佐藤芳德（肩書きは当時のものです）

　平成19年の学校教育法の一部改正により、大学の使命の一つに、社会貢献が加えられました。このためには、大学での研究成果を広く社会に還元する必要があります。上越教育大学は、本学教員の研究内容や成果を公開することを促進し、我が国の学術・教育・文化の振興に寄与することを目的として、このほど出版会を設立するとともに出版物を発行する運びとなりました。

　本学は、教員養成系の大学として、幅広い一般的教養、教育の理念・方法及び人間の成長や発達についての深い理解、教科に関する専門的学力、優れた教育技術などを備えた教員を養成することを目的としています。このため、本学教員には教育学をはじめとして、様々な分野の専門家がおり、研究を進めているところです。また、学校現場で役に立つ実践的な研究を推進していることも大きな特徴です。このたびの出版会の設立を通して、こうした本学教員の様々な研究内容や成果を積極的に発信していくことが可能となったと考えております。

　出版会の最初の事業として本学学校教育学系の梅野正信教授の著書を出版いたします。タイトルは『教育管理職のための法常識講座』で、まさに教員養成系大学の出版会ならではの出版物であるといえます。今後も『知の拠点』として、大学の社会的使命を果たしていく所存ですので、出版会事業にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

出版会概要

　上越教育大学出版会は，大学テキスト，学術関連図書，教育関連教養図書等の出版を通して，本学の研究成果の公開を促進することで，我が国の学術・教育・文化の振興・発展に寄与することを目的として平成25年4月に設置されました。